最終更新:2026年11月3日
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個人事業主として開業するとき、「事業用の銀行口座はどこで作ればいい?」「屋号付きの口座は作れる?」「今使っている個人口座ではダメ?」と悩む方も多いのではないでしょうか。私自身、個人事業主として開業したときに、どの銀行で事業用口座を作るか悩みました。
銀行によって、個人事業主の口座開設への対応、屋号の付け方、振込手数料、ATM手数料、会計ソフトとの連携などに違いがあります。
そこで銀行お得ナビでは、個人事業主が実際に開設できる銀行口座を中心に、それぞれの特徴や手数料、開設条件を比較します。
「これから開業する方」「個人口座と事業用口座を分けたい方」「できるだけ銀行手数料を抑えたい方」は、ぜひ参考にしてください。
※サービス内容・手数料・口座開設条件などは変更される場合があります。実際に申し込む際は、各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。
個人事業主向け銀行口座を比較
個人事業主の銀行口座は、銀行によって「屋号付き口座を作れるか」「Webだけで開設できるか」などに違いがあります。銀行お得ナビでは、それだけでなく、「屋号だけで口座を作れるか」「取引先が振込するときに個人名が表示されるか」まで調査しました。公式サイトだけでは確認できない項目については、金融機関への直接確認も行っています。
| 銀行 | 事業用口座 | 屋号+本名 | 屋号のみ | 振込受け時の相手への本名表示 | Web完結 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 | ○ | ○ | × | あり | ○ | 氏名のみ・氏名+屋号・屋号+氏名を選択可 |
| PayPay銀行 | ○ | ○ | × | あり | ○ | 口座名義は必ず「屋号+本名」 |
| 楽天銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 個人ビジネス口座・個人口座が前提、開設時書類郵送要 |
| 三菱UFJ銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 屋号付き口座は店頭で開設 |
| 三井住友銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 屋号付き口座は店頭で開設 |
| みずほ銀行 | ○ | ○ | × | 確認中 | × | 屋号付き口座は店頭で開設 |
| りそな銀行 | ○ | ○ | 要確認 | 要確認 | × | 個人事業主・屋号付き口座に対応 |
| 東京スター銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 屋号付き口座は店頭で開設 |
| 横浜銀行 | ○ | ○ | 要確認 | 要確認 | × | 個人事業主・屋号付き口座に対応 |
| 北國銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 東京、大阪、名古屋に店舗あり |
| SBJ銀行 | ○ | ○ | × | あり | × | 開業後1年未満は原則審査難しい。店頭手続き2回 |
| SBI新生銀行 | × | × | × | ー | ー | 個人事業主は対象外 |
※「要確認」「確認中」は、各銀行の公式サイトでは詳細を確認できなかった項目です。銀行お得ナビでは順次、各金融機関への確認を行い、回答が得られ次第更新します。
個人事業主向け銀行口座12行を詳しく比較
GMOあおぞらネット銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり |
| Web完結 | ○ |
| 開業前・開業直後 | ○ 事業開始前でも申込可能 |
| 必要書類 | 本人確認書類+個人事業主・事業内容を確認できる資料など |
| 他行宛振込手数料 | 100円(税込)/件 |
| 特徴 | 「氏名のみ」「氏名+屋号」「屋号+氏名」に対応。屋号のみは不可 |
| こんな人に向いている | Webで開設したい人/屋号付き口座を使いたい人/振込手数料を抑えたい人 |
GMOあおぞらネット銀行の個人事業主口座は、口座名義を「氏名のみ」「氏名+屋号」「屋号+氏名」から選べます。ただし、屋号だけで口座を開設することはできません。
また、事業開始前でも申し込みが可能ですが、事業内容を確認できる資料の提出が必要です。開業届だけでなく、契約書や事業計画書など、事業の実態・内容を確認できる資料が必要になる場合があるため、開業前・開業直後の方は事前に必要書類を確認しておきましょう。
PayPay銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり |
| Web完結 | ○(条件により郵送あり) |
| 開業前・開業直後 | ○ 開業届など事業実態確認資料が必要 |
| 必要書類 | 本人確認資料+事業実態確認資料(開業届・営業許可証など) |
| 他行宛振込手数料 | 145円(税込)/件 |
| 特徴 | 口座名義は必ず「屋号+本名」。最短当日で口座開設可能 |
| こんな人に向いている | Web中心で手続きしたい人/屋号付き口座が必要な人/早く事業用口座を作りたい人 |
PayPay銀行の個人事業主口座は、口座名義が「屋号+本名」となります。屋号だけで口座を作ることはできず、取引先が振込時に受取人名を確認した場合も屋号と氏名が表示され、氏名だけを非表示にすることはできません。
口座開設はWebを中心に手続きでき、公式サイトでは最短当日の口座開設を案内しています。店舗へ行く時間を取りにくい個人事業主にとって使いやすい選択肢です。
楽天銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり(屋号+氏名) |
| Web完結 | × |
| 開業前・開業直後 | 開業後は申込可/事業開始前は対象外 |
| 必要書類 | 開業届・個人事業開始申告書・確定申告書・各種許認可証などから所定の資料を郵送 |
| 他行宛振込手数料 | 3万円未満150円、3万円以上229円 |
| 特徴 | 楽天銀行の個人口座を先に開設する必要あり。個人ビジネス口座は「屋号+本名」。別読み登録により「屋号のみ」「個人名のみ」で振り込まれても入金可能 |
| こんな人に向いている | すでに楽天銀行を利用している人/楽天のサービスを事業でも利用したい人/屋号付きの事業専用口座が欲しい人 |
楽天銀行の個人ビジネス口座を開設するには、先に楽天銀行の個人口座を開設しておく必要があります。 口座名義は「屋号+氏名」となり、屋号のみの口座名義にはできません。
ただし、口座開設後に「別読み登録」を申請することで、「屋号のみ」または「個人名のみ」の振込でも受け取れるよう設定可能です。なお、別読み登録後も振込時に相手に表示される受取人名義は「屋号+氏名」のままです。
※楽天銀行法人サポートへ2026年9月にメールで確認した内容です。
三菱UFJ銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり |
| Web完結 | ×(屋号付き口座は店頭) |
| 開業前・開業直後 | 申込可能。ただし屋号で営業していることを確認できる書類が必要 |
| 必要書類 | 本人確認書類・印鑑・屋号付きで営業していることを確認できる書類など |
| 他行宛振込手数料 | 利用するサービスにより異なる(BizSTATIONの場合:3万円未満484円/3万円以上660円・税込) |
| 特徴 | 大手銀行で屋号付き口座に対応。振込先名義は「屋号+氏名」 |
| こんな人に向いている | メガバンクで事業用口座を持ちたい人/店舗で相談しながら開設したい人/三菱UFJ銀行を普段から利用している人 |
三菱UFJ銀行では、個人事業主の屋号付き口座を開設できますが、店頭での手続きが必要です。屋号付きで営業していることを確認できる書類も別途必要と案内されています。
また、取引先に振込先を案内する際の受取人名について、三菱UFJ銀行は個人事業主の場合を「屋号+氏名」と明記しています。したがって、屋号付き口座にしても、取引先からの振込時に本名を完全に隠す用途には向きません。
三井住友銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり(屋号+氏名) |
| Web完結 | × |
| 開業前・開業直後 | 開業直後は要相談/事業実態エビデンスの書類が必要 |
| 必要書類 | 本人確認書類、事業実態確認書類、開業届出書、必要な業種は許認可証など |
| 他行宛振込手数料 | ※利用する振込サービス等により異なる |
| 特徴 | 屋号のみでの振込受取も設定可能(店舗で要相談)。口座開設は2回来店が必要 |
| こんな人に向いている | メガバンクで事業用口座を持ちたい人/店舗で相談したい人/SMBCを事業のメイン銀行として利用したい人 |
三井住友銀行では、個人事業主の事業用口座を開設でき、「屋号+氏名」での口座開設が可能です。屋号のみの口座名義にはできませんが、窓口で相談することで、屋号のみの振込でも受け取れるよう設定できます。
口座開設はWeb完結ではなく、事業実態を確認できる書類が必要です。開業直後の口座開設可否は事業実態を確認できる書類次第。原則2回の来店が必要です。
※三井住友銀行へ2026年9月に電話で確認した内容です。
みずほ銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | 確認中 |
| Web完結 | ×(屋号付き口座は店頭手続き) |
| 開業前・開業直後 | △ 必要書類・事業内容等を確認のうえ申込 |
| 必要書類 | 本人確認書類、屋号・事業内容等を確認できる資料など |
| 他行宛振込手数料 | 利用する振込サービスにより異なる(屋号付き口座はみずほダイレクト利用不可) |
| 特徴 | メガバンクで屋号付き口座に対応。屋号付きの場合は店頭で手続き |
| こんな人に向いている | メガバンクで事業用口座を持ちたい人/店舗で相談したい人/みずほ銀行を普段から利用している人 |
みずほ銀行では、個人事業主が屋号付きの事業用口座を開設できます。ただし、屋号付き口座は通常の個人口座のようにWebだけで完結するものではなく、店舗での手続きが必要です。
「屋号+本名」の口座で、取引先が振込する際に本名がどのように表示されるかについては、現在みずほ銀行へ直接確認しています。回答が得られ次第、この記事に反映します。
りそな銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | 要確認 |
| 振込受け時の相手への本名表示 | 要確認 |
| Web完結 | × |
| 開業前・開業直後 | 要確認 |
| 必要書類 | 本人確認書類+屋号・事業内容等を確認できる資料など(詳細は店舗確認) |
| 他行宛振込手数料 | ビジネスダイレクト:605円(税込)/件 |
| 特徴 | 個人事業主の「屋号付口座」に対応。口座開設は店舗で手続き |
| こんな人に向いている | 店舗で相談しながら開設したい人/りそなを事業のメイン銀行にしたい人/対面取引を重視する人 |
りそな銀行では、個人事業主の屋号付き口座に対応しています。ただし、個人事業主は法人向けのWeb口座開設の対象外となるため、店舗での口座開設手続きが必要です。
一方、「屋号のみ」で口座を開設できるか、取引先が振込する際に本名がどのように表示されるかについては、公式サイトでは詳細を確認できませんでした。これらについては、確認でき次第この記事を更新します。
なお、法人・個人事業主向けインターネットバンキング「りそなビジネスダイレクト」は月額7,700円(税込)、Miniは月額3,300円(税込)の基本利用手数料が必要です。振込手数料とは別に毎月の固定費が発生するため、利用前に確認しておきましょう。
東京スター銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | × |
| Web完結 | ×(屋号付き口座) 東京の本店窓口で開設要 |
| 開業前・開業直後 | 原則不可。開業後、安定した経営実績が求められる。目安5年程度 |
| 必要書類 | 本人確認書類+屋号・事業内容等を確認できる資料について店舗確認 |
| 他行宛振込手数料 | スターBB!:330円または550円(税込)※振込方法による |
| 特徴 | 屋号付き口座に対応。個人事業主は「スターBB!」を利用可能 |
| こんな人に向いている | 屋号付き口座を作りたい人/店舗でも相談したい人/事業用ネットバンキングを利用したい人 |
東京スター銀行では、個人事業主の屋号付き口座に対応しています。屋号付き口座では個人向けインターネットバンキング「東京スターダイレクト」は利用できませんが、個人事業主向けには法人向けインターネットバンキング「スターBB!」が用意されています。「スターBB!」には、月額1,100円(税込)からの基本利用手数料がかかります。
他行宛振込手数料は、通常の振込で5万円未満330円、5万円以上550円(税込)です。総合振込サービスを利用する場合は一律330円ですが、別途月額料金が必要です。
振込手数料だけでなく、毎月の固定費も含めて比較することが大切です。
なお事業用口座開設に際しては、東京の本店法人窓口のみで受付となります。
※東京スター銀行へ2026年10月に電話で確認した内容です。
横浜銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | 要確認 |
| 振込受け時の相手への本名表示 | 要確認 |
| Web完結 | ×(Web申込は可能・その後来店) |
| 開業前・開業直後 | ○ 申込可能。ただし事業内容等の確認あり |
| 必要書類 | 本人確認書類+事業内容を確認できる資料、必要な業種は許認可証など |
| 他行宛振込手数料 | ビジネスサポートダイレクト利用時の料金体系による |
| 特徴 | 個人事業主の屋号付き口座に対応。Webから事前申込可能 |
| こんな人に向いている | 神奈川・東京周辺で事業をしている人/店舗でも相談したい人/横浜銀行を事業のメイン銀行にしたい人 |
横浜銀行では、個人事業主の屋号付き事業用口座に対応しており、Webから口座開設を申し込むことができます。ただし、Webだけですべて完了するわけではなく、個人事業主本人の来店手続きが必要です。
一方、「屋号のみ」で口座を開設できるか、取引先が振込する際に本名がどのように表示されるかについては、公式サイトでは詳細を確認できませんでした。これらについては、店舗での確認が必要になります。
横浜銀行では、個人事業主向けのインターネットバンキング「ビジネスサポートダイレクト」を利用できます。照会・振込サービスには月額無料プランがあり、基本プランは月額2,200円(税込)です。他行宛振込手数料は、3万円未満385円、3万円以上550円(税込)となっています。
基本プランでは追加サービスも利用できるため、必要な機能と毎月の固定費を比較して選びましょう。
北國銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり(屋号+氏名) |
| Web完結 | ×(屋号付き口座は窓口) |
| 開業前・開業直後 | ○ 申込可能。ただし事業内容等の確認あり |
| 必要書類 | 本人確認書類+屋号・事業内容等を確認できる資料など |
| 他行宛振込手数料 | 利用する振込サービスにより異なる |
| 特徴 | 屋号付き口座に対応。屋号・氏名・スペースを含め24文字まで登録可能 |
| こんな人に向いている | 屋号付き口座を作りたい人/北陸、東京、大阪、名古屋を中心に事業をしている人/店舗で相談しながら開設したい人 |
北國銀行では、個人事業主の屋号付き口座を開設できます。屋号付き口座は本支店窓口での手続きとなり、口座名義は屋号・氏名・スペースを含め24文字まで登録できます。なお、将来事業性融資を利用する場合は、個人名義への変更が必要です。一方、取引先へ振込む際には振込名を「屋号のみ」とすることは可能です。
※北國銀行へ2026年9月に電話で確認した内容です。
北國銀行では、個人事業主も「北國クラウドバンキング」と「北國デジタルバンキング」を利用できます。北國クラウドバンキングは月額基本料金が無料で、他行宛振込手数料は1件330円(税込)です。
一方、北國デジタルバンキングは月額5,500円(税込)ですが、総合振込・給与振込など、事業向けの機能が充実しています。
通常の振込が中心なら月額無料のクラウドバンキング、複数件の一括振込などを利用する場合はデジタルバンキングが選択肢になります。
SBJ銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | ○ |
| 屋号+本名 | ○ |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | あり(屋号+氏名) |
| Web完結 | × |
| 開業前・開業直後 | 開業後1年未満は基本的に審査通過が難しい |
| 必要書類 | 本人確認書類+事業内容を確認できる資料、必要な業種は許認可証など |
| 他行宛振込手数料 | SBJ Biz-DIRECT:330円(税込)/件 |
| 特徴 | 個人事業主も「SBJ Biz-DIRECT」を利用可能 |
| こんな人に向いている | 事業用ネットバンキングを利用したい人/SBJ銀行を事業用口座として利用したい人 |
SBJ銀行では、個人事業主も法人・個人事業主向けインターネットバンキング「SBJ Biz-DIRECT」を利用できます。当行内の振込手数料は無料で、他行宛は1件330円(税込)です。
屋号付き口座に対応していますが、屋号のみでの口座開設はできず、「屋号+個人名」での登録となります。
振込を受け取る場合も、取引先などには口座名義と同じ「屋号+個人名」を案内する必要があり、屋号のみを受取人名とした振込には対応していません。
また、口座開設はWeb完結ではなく、店頭での手続きが2回必要です。SBJ銀行への確認では、開業後1年未満の場合は基本的に審査通過が難しいとの回答でした。
※2026年10月、SBJ銀行へ直接確認した内容をもとに掲載しています。
なお、SBJ銀行の法人・個人事業主向けインターネットバンキング「SBJ Biz-DIRECT」は、月額利用料が無料です。他行宛振込には1件330円(税込)の手数料がかかりますが、SBJ銀行内の振込は無料です。
事業用のインターネットバンキングを月額固定費なしで利用できる点は、個人事業主にとってメリットといえます。
SBI新生銀行
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人事業主口座 | × |
| 屋号+本名 | × |
| 屋号のみ | × |
| 振込受け時の相手への本名表示 | ― |
| Web完結 | ― |
| 開業前・開業直後 | ― |
| 必要書類 | ― |
| 他行宛振込手数料 | ― |
| 特徴 | 総合口座パワーフレックスは個人専用。個人事業主・屋号名義では開設不可 |
| こんな人に向いている | 事業用ではなく、個人名義の口座としてSBI新生銀行を利用したい人 |
SBI新生銀行の総合口座パワーフレックスは個人向けの口座で、個人事業主名義や屋号名義で口座を開設することはできません。 そのため、屋号付きの事業用口座を作りたい個人事業主は、今回紹介している他の銀行を検討する必要があります。
個人事業主は「屋号だけ」の銀行口座を作れる?
個人事業主として銀行口座を作るとき、「できれば自分の本名ではなく、屋号だけの口座を作りたい」と考える方もいると思います。特に取引先から振込を受ける場合、個人名ではなく「○○サービス」「○○商店」といった屋号を振込先として案内できれば、事業用の口座であることが分かりやすくなります。
しかし、個人事業主が「屋号のみ」を正式な口座名義にできるケースは現時点では見つかりません。多くの銀行では、「屋号+個人氏名」または「個人氏名+屋号」という形になります。
たとえば、GMOあおぞらネット銀行では「氏名のみ」「氏名+屋号」「屋号+氏名」から選択できますが、屋号のみの登録はできません。
PayPay銀行も、個人事業主口座の名義は「屋号+氏名」となり、屋号のみにはできません。さらに、振込する側が受取人名を確認した場合には屋号と氏名が表示され、氏名だけを非表示にすることもできません。
そのため、「屋号付き口座が作れる」=「取引先に本名を見せず、屋号だけで振込を受けられる」ではない点には注意が必要です。
「屋号付き口座」と「屋号のみの口座」は違う
この2つは似ていますが、意味が大きく違います。
たとえば屋号が「銀行お得ナビ」、事業主の氏名が「銀行翔平」だった場合、
屋号付き口座
「銀行お得ナビ 銀行翔平」
屋号のみの口座
「銀行お得ナビ」
という違いがあります。
銀行の公式サイトで「屋号付き口座に対応」と書かれていても、「銀行お得ナビ」のように屋号だけで口座を開設できるとは限りません。
この点は銀行を比較するときに見落としやすいポイントです。
振込するとき、取引先に個人名は表示される?
もう一つ気になるのが、取引先が振込するときに自分の本名が表示されるのかという点です。これは私自身、個人事業主として銀行口座を選ぶ際に気になったポイントでした。たとえば口座名義が、
「銀行お得ナビ 銀行翔平」
だった場合、取引先が銀行名・支店名・口座番号を入力すると、振込先として「銀行お得ナビ 銀行翔平」と表示される場合があります。
PayPay銀行では、個人事業主口座への振込時に受取人名として屋号+氏名が表示され、氏名だけを非表示にすることはできないと公式FAQで案内されています。
一方、銀行によっては公式サイトだけでは「振込する側にどのような名義が表示されるのか」まで確認できないケースがあります。
銀行お得ナビでは、公式サイトだけでは確認できない項目について各金融機関へ直接確認し、回答が得られ次第この記事を更新します。
個人事業主の銀行口座は個人口座と分けた方がいい?
個人事業主の場合、必ずしも新しい銀行口座を作らなければならないわけではありません。
ただし、プライベートのお金と事業のお金を同じ口座で管理すると、
「この入金は売上?」
「この支払いは事業経費?」
「これは個人的な買い物?」
と、あとから確認する手間が増えてしまいます。
事業専用の銀行口座を1つ作っておけば、売上・仕入・経費などのお金の流れを分けやすくなります。
確定申告や帳簿付けを考えても、事業用とプライベート用を分けておくメリットは大きいでしょう。
ネット銀行と店舗型銀行、個人事業主にはどちらがいい?
今回比較してみると、ネット銀行と店舗型銀行では特徴がかなり違います。
ネット銀行が向いている人
GMOあおぞらネット銀行、PayPay銀行、楽天銀行などは、インターネットを中心に手続きできるのが大きな特徴です。
店舗へ行く時間を取りにくい人や、振込などの銀行取引を基本的にパソコン・スマートフォンで済ませたい人には便利です。また、銀行を選ぶ際には口座開設方法だけでなく、他行宛振込手数料やATM手数料も確認しておきましょう。取引先への振込が多い事業では、1回あたりの差が小さくても年間では大きな差になることがあります。
店舗型銀行が向いている人
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行などでは、個人事業主の屋号付き口座について店舗での手続きが必要になるケースがあります。Webだけで完結しないのは手間ですが、事業内容や必要書類について窓口で相談できるのはメリットです。また、将来的に事業融資などを検討する場合は、銀行との取引実績を作っておくという考え方もあります。
開業直後でも事業用口座は作れる?
ここも銀行によって違いがあります。
開業したばかりの場合、
「まだ確定申告をしていない」
「決算書がない」
「売上実績がほとんどない」
というケースも珍しくありません。
銀行によっては、確定申告書以外にも、開業届、取引先との契約書、事務所の賃貸借契約書、事業内容が分かるWebサイトなどを確認資料として求めることがあります。
そのため、開業直後の方は金利や手数料だけを見るのではなく、「自分が現在用意できる書類で申し込めるか」も確認しておきましょう。
自宅住所を公開したくない場合はバーチャルオフィスも選択肢
個人事業主として開業する場合、銀行口座だけでなく、事業用の住所についても考えておきたいところです。自宅住所を事業用として公開したくない場合は、バーチャルオフィスを利用する方法もあります。住所利用や郵便物の受け取りなど、必要なサービスと料金を確認して選びましょう。
まとめ|個人事業主の銀行口座を選ぶ5つのポイント
個人事業主が事業用口座を選ぶ際は、次の5点をポイントとして比較しましょう。
1.個人事業主の事業用口座を開設できるか
2.屋号付き口座にできるか
3.振込時に相手に対する口座表示のされ方
4.他行宛振込手数料やATM手数料
5.Webで口座開設できるか、必要書類は何か
銀行お得ナビでは、公式サイトで確認できない項目について各金融機関への確認も行い、回答が得られた情報から順次更新していきます。
銀行口座は一度作ると長く使う可能性があります。口座開設のしやすさだけではなく、振込手数料・屋号の扱い・取引先からの見え方まで比較して、自分の事業に合った口座を選びましょう。
※他行宛振込手数料については一部こちらで紹介しています。
→普通預金金利ランキング|30万円を預けるならどの銀行?
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